GOVERNOR'S MONTHLY LETTER 2014-2015 地区年次報告​
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03ガバナーズレター国際ロータリー第2680地区2014-15年度 ガバナー滝 澤 功 治 (神戸須磨)ロータリークラブの会長と幹事の皆様 ロータリーは毎年7月に新しい年度が始まります。2014年7月、私は緊張の内にガバナーとしての第1歩を踏み出しました。そして1年後の2015年7月、ガバナーとしての職務をやり終えた充実感と、重圧から解き放たれた心地よい開放感を味わいました。この1年間は私にとって生涯忘れられないものになるでしょう。その1年間を少し振り返りたいと思います。公式訪問 ガバナーの最大の任務はいうまでもなくロータリークラブ公式訪問です。公式訪問の目的はいくつもありますが、重要なのは二つ、一つは会長・幹事と懇談してクラブの運営について意見交換をすること、二つ目は例会に出席して会員に国際ロータリーの会長のテーマについてお話しすることです。 今年度のRI会長は台湾のGary C.K. Huang氏、テーマは“LIGHT UP ROTARY”でした。会長は一人ひとりのロータリアンがロウソクを灯し、世界中の暗闇をロータリーの力で明るく照らそうと呼びかけられました。私はこのテーマの本旨について、ロータリアンは5つの中核的価値観の中の「高潔性」を肝に銘じ、職業奉仕の理念を学ぶことによって、まず自分自身のロータリーを光り輝かせ、その光でもって世界中で貧困、災害等で苦しむ人々に支援の手を差しのべようとお話ししました。 最初に訪問したのは、慣例に従い、大室直前ガバナーの所属される宝塚武庫川ロータリークラブでした。予め原稿を用意したのですが、実際に話してみると予想外に時間がかかり、後半は早口になり論旨が不明確になってしまい、会員の皆さまには申し訳ないことをしました。その後公式訪問を重ねる都度、少しずつ手直しをしていきました。 各クラブの例会は、プログラムの内容や進行手順はもとより、会場内を流れる空気まで様々で、多様性にあふれていました。多くのクラブが充実した例会をもっていて感銘を受けましたが、他方で、私の四角四面の性格のゆえか、一部のクラブで例会の規律が少し等閑視されているやに見えたことは残念でした。いずれにせよ、地区内の全クラブを訪問するという得難い経験ができたのも、ガバナー職のおかげと感謝しています。セミナー 今年度はセミナーが多いという印象を受けられたかもしれません。ガバナーエレクトとして主催した補助金管理セミナーや会員増強セミナーに始まり、ガバナー年度には実に17回のセミナーを開催しました。職業奉仕セミナーを5回、奉仕活動合同セミナーを3回、クラブ奉仕セミナーと出前研修セミナーはそれぞれ2回開催しました。このように同じセミナーを複数回、地域を変えて開催できたのは、地区内の全会員にあまねく研修の機会を提供したいという私の強い希望にガバナー補佐や各担当委員会の皆さんが応えてくれたおかげです。さらに、「増強・拡大/研修合同セミナー」や、「オープンセミナー(多様化会議)」は今回初めて開催したもので、いずれも企画運営に苦労しましたが、担当委員会の努力で素晴らしい成果が上げられたと思います。 また、今年度のセミナーでは、講師の話を一方通行で聞いて帰るだけに終わらないように、必ず小グループによる意見交換の機会を設けました。これもクラブの枠を超えて視野を広げるという意味でよかったと自負しています。

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