GOVERNOR'S MONTHLY LETTER 2014-2015 地区年次報告​
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04全国青少年交換シンポジウム 今年度、当地区は青少年奉仕の分野で全国レベルの会議を2回開催しました。一つは7月に開催した全国インターアクト研究会、もう一つは1月の全国青少年交換シンポジウムです。 青少年交換について、私は、半世紀を超える歴史をもつ素晴らしい事業であるけれども、現状は危機管理など種々問題がある上、毎年何人かが志半ばで帰国を余儀なくされる状況であり、これを漫然と実施することはできないと考えました。そこで、私の年度では長期交換は停止して短期交換のみを実施することとし、その代わり、青少年交換について、地区の枠を超えて全国レベルの会合を開き、情報を共有し、意見交換する場としたいと考え、その思いが全国シンポジウムということになりました。ふたを開けてみれば、全国から100名を超える参加者を得て、シンポジウムは盛況でした。ホストファミリー、危機管理などテーマごとに設営した分科会での活発な議論を聞き、開催してよかったと思いました。事前に各地区の関係者にアンケートを実施したのですが、その膨大な回答の集計、分析など、準備作業に昼夜をあげて奮闘され、シンポジウム当日の成功を導いていただいた実行委員会の皆さまにあらためて感謝します。地区の効率的な運営を目指す 私は今年度のガバナーの行動方針として“TRY SOMETHING NEW!”「何か新しいことをしよう」と呼びかけました。ガバナーになる前から気にかかっていたことの一つが地区の現状でした。各奉仕部門の活動が委員会ごとの縦割りであり、運営が硬直化しているように見えたのです。そこで、先ずは委員にできるだけ新しい方を委嘱して委員会の構成を変えるように努力しましたし、ガバナー補佐と地区委員会の正副委員長が出席する「地区運営会議」を節目ごとに開催して、双方の意思疎通を図りました。併せてガバナー補佐会議も数回開催し、地区やクラブが直面している問題点について協議してもらいました。 長年にわたって構築されてきた地区組織を変えようとしても一朝一夕に成るものではありません。また変えるべきものと変えてはいけないものがあることも事実です。ただ、私の今年度の試みが地区の運営に一石を投じたものであれば幸いです。地区の財政基盤の強化 今年度、当地区では各ロータリークラブに負担していただく地区資金を増額しました。これは会員減少による地区財政の悪化と、2014年4月に消費税が8%に増税されたことに対処するためです。様々な議論がありましたが、増額をご承認いただく際にお約束したように、この1年間、経費の節減に努めました。人件費を節減するため、土曜日や日曜日に開催されたセミナー等の受付業務はガバナー事務所の事務員がするのではなく、担当委員会にお願いしました。諸行事の会場も可能な限り公的施設を使用しました。ご不便をおかけしましたが、皆さまのご理解とご協力により、地区財政も改善の方向に進みつつあります。次年度以降も経費節減に努めることは当然のことですが、地区財政の基盤強化の基本はなんといっても会員増強です。今後ともなお一層のご協力をお願いします。最後に ガバナー補佐の皆さんが知恵を絞ったIM、地区最大の公式行事である地区大会、そしてブラジルのサンパウロで開催された国際大会、それら以外にも毎週のように行われていた数々の行事、それらすべてについてまだまだ書きたいことは沢山ありますが、紙幅が尽きました。 皆さまもそれぞれのロータリークラブの会長・幹事として、この1年、数々の得難い経験をされてきたに違いありません。私たちはたまたま同じ年度に、クラブの役員として、そしてガバナーとして、ロータリーについて考え、ロータリーのために汗を流し、そしてロータリーを楽しんできました。この年度は私たちの年度です。これから先、またどこかでお会いしたとき、同じ年度の仲間として、この年度のことを語り合えたら楽しいと思います。 皆さまにはあらためて感謝申し上げます。 皆さまと、皆さまのクラブがさらに光り輝くことを心から願っています。LIGHT UP ROTARY

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