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地区4学友会協議会総会並びに国際大会参加報告会

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学友委員会 委員長 松下 衛(神戸東)

日時:2014年6月28日(土)  場所:三宮グランドビル

2014年6月28日(土)13:30より三宮グランドビル会議室に於いて、大室ガバナー、滝澤エレクト、丸尾ノミニーのロータリアン並びにR財団兵庫高野会長、米山兵庫傳会長、青少年交換学友会大出会長、RYLA学友会倉本会長、ほか学友会員共に併せて76名の登録者と地区ローターアクトクラブ役員も加わって今年度合同総会が開催され、事業報告、事業計画、決算、予算が決議されました。また四学友会が集まって学友協議会が構成されているので、学友協議会高野会長からも年度報告が行われました。
今年度は大室ガバナーの英断で学友委員会が創られ、今まで地区の各委員会に所属していた学友が、横断的に一つにまとまって学友委員会になりました。これは他地区にない新しい試みで、特に国際ロータリーのプログラムとロータリー財団のプログラム並びに日本の米山奨学会プログラムの三つが融合されて、ロータリーファミリーを形成したわけです。初年度ではありましたが、学友協議会として、1月の西播第一グループIMに参加させて頂き、4月12日のセミナーと懇親会、6月28日の合同総会となりました。奉仕事業としてフィリッピンの台風被害に対する支援金を地区大会時に募金をして、同国の学友で創立されたマンパサンロータリークラブに送金をしています。さらにこの1年間に4学友会がそれぞれ独自の活動を行っています。
当地区はロス国際大会以来、毎年学友を2~3名国際大会に派遣して(補助金を支給)、実際にロータリーの国際大会を体験し、研修をしていただいています。今年もシドニー国際大会に3名を派遣して、合同総会当日にその体験談を語って頂きました。これは初めての試みで、今後も直接皆さんに報告が出来るようにしたいと思っています。なお学友の報告は以下をご覧ください。

米山学友会兵庫&RYLA学友会 屈 璐

まず初めにロータリー国際大会への参加の機会を頂き、大室ガバナーや米山記念奨学委員会の林委員長を初め、関係者ならびにお世話になったロータリーの皆様方へ心より感謝申し上げます。ロータリー国際大会に初めて出席する事で、世界各国から集まる人々と出会って、ロータリーの国際性を肌で実感しました。また、国際大会では、ポリオ撲滅、水問題など、各分野で世界的に活躍する講演者のスピーチを聞くことで、世界中のロータリーの活動成果を実感し、自分も奉仕活動への意欲を高めました。
5月29日に日本を出発し、上海経由で30日にシドニーに到着しました。着いてすぐ、ロータリー国際大会の看板が目に入りました。また、至る所でロータリー国際大会の看板を目にする事により、今大会の規模の大きさを実感しました。初日はオペラハウスやハーバーブリッジが見渡せるハーバー周辺を散策し、シドニーの歴史ある風景に感銘を受けました。
2日目31日の朝、ロータリー学友祝賀行事に参加し、2014年度学友人道奉仕世界賞の受賞者であるマヤ・アジュメラさんの講演を聴きました。世界中の貧しい子供達を救うために活動されており、素晴らしい女性だと感じ、同じ女性として尊敬しました。また、ロータリー学友祝賀会で、日本から出席された第2780地区奉仕プロジェクト副委員長の高木先生と第2530地区福島グローバルロータリークラブの鈴木氏にお会いしました。そこで鈴木氏から、ロータリー国際大会で出会ったドイツ人の方が、東北の大震災の際に、募金を集め寄付してくれた話を聞き、ロータリー国際大会での、人との出会いはかけがえのない財産であると教えてくれました。
3日目の6月1日はロータリー国際大会の開会本会議に参加しました。100カ国以上の方々が参加しており、規模の大きさに圧倒されました。開会本会議は開会宣言から始まり、余興や国際ロータリー会長の歓迎の辞、また国旗入場式などがありました。余興ではシドニーで活躍しているヒューマンネイチャーというボーカルグループの歌を聞き、とても楽しかったです。
4日目の6月2日は第二回本会議に参加し、RI会長のご家族の紹介などがあり、世界トイレ機構の創設者であるジャック・シム氏の素晴らしい講演などを聴きました。また、会長主催昼食会の際に、ロン・バートンRI会長とジェタ夫人や来年度のRI会長のゲイリーC.K.ホァン夫婦と近くでお会いし、挨拶することができ、とても光栄に思いました。
5日目の6月3日は第3回本会議に参加し、そこで水問題やポリオ撲滅活動についての話しを聞きました。水質が悪い地域で地下水を取り出す設備を設置し、飲料水を確保し、またポリオと言う深刻な問題にも果敢に立ち向かい、確実にポリオ撲滅に向かっており、人々の生活を豊かにするロータリークラブが素晴らしい団体であると改めて感じました。

米山学友会東京本部から頂いたタスキなどの宣伝用グッズを持って行き、微力ではありますが、国際大会で米山記念奨学会をアピールして参りました。米山記念奨学会のタスキをずっと掛けていましたが、多くの人に興味を持って頂き、声を掛けて頂きました。タスキのおかげで多くの方々とコミュニケーションを取る事ができたのと同時に、米山記念奨学会をアピールする事ができました。
米山記念奨学会は来日している留学生への支援を行っており、異文化の交流を大事にしているため、多くの人にその事が素晴らしい事であると言って頂きました。
私のように日本に留学したいと思っている人が一人でも多く留学を実現できるように、米山記念奨学会の事を知ってもらいたいと思いました。そこで今大会で知り合った方々に、帰国後、周りの人に米山記念奨学会の事を伝えてもらうようにお願いしました。
今回の国際大会をとても楽しむ事ができました。貴重な機会を頂き、誠にありがとうございました。

青少年交換学友会 葛西 恵理

この度は、シドニー国際大会参加という貴重な経験をさせて頂き、誠にありがとうございました。シドニー到着時まず驚いたのが空港に”G’DAY ROTARY”という横断幕が沢山かかっており、尚且ロータリアン向けの観光案内ブースがあったということです。そして街中にもたくさんのロータリー横断幕が掲げられており改めてロータリーの凄さを感じました。5月30日に大会登録を済まし、その晩に青少年交換役員の晩餐会に参加いたしました。ロータリージャケットを着ていると「どこに派遣されていたの?」とたくさんの方に声をかけて頂き、ピンや名刺を頂いたりしました。また日本のロータリアンの方にお会いする機会もありました。青少年交換学友で国際大会に参加させて頂けるのは2680地区だけと伺い、とても貴重な経験をさせて頂いているのだなと改めて感じました。
6月1日に国際大会開会式が行われました。先住民のアボリジニダンスや、オーストラリアで有名なグループの余興など、ここでしか見ることが出来ないものをみることができました。開会式終了後、友愛の家に行き各国のブースを見学しました。青少年交換やRYLA、ローターアクトのブースもありました。2日は分科会で「マラリアと闘う:西アフリカでのグローバル補助金プロジェクト」という講演を聴きました。フランス語での講演だったのである程度分かるだろうと思っていましたが、専門用語・医学用語も多くとても苦戦しました。しかしアフリカでのマラリアの怖さ、防ぐ事が出来るはずなのに出来ず小さな子供たちが亡くなっていると聞き胸が痛くなりました。3日は本会議でジェンダーとポリオの講演を聴きました。ジェンダーの話ではアフリカでの男女差別問題を取り上げていました。アフリカ女性の社会進出と男女平等をロータリーに推進して欲しいと講演してくださったンウィリア・チガガさんがおっしゃっていました。ポリオの話では予防出来るのに何故未だにポリオ患者がいなくならないのかというものでした。ポリオは撲滅しかけているそうです。完全に撲滅するには皆さんの力が必要だとおっしゃっていました。”END POLIO NOW”というのを掲げていました。
今回、国際大会ではポリオやマラリアなど日本では聞き慣れない病気について知れた事、そしてその病気に苦しむ人々が世界には沢山いる事、その病気は撲滅する事が出来る事、そのためにはロータリーの皆様のお力が必要だということが分かりました。今回参加しなければきっと一生知ることが出来なかったことばかりです。ロータリーの素晴らしい活動を知ることができてとても勉強になりました。このような機会を与えて下さった2680地区の皆様、ありがとうございました。

青少年交換学友会 天野 真緒

私は、青少年交換の大会前会議に出席するため、5月30日にシドニーに到着し、大会登録をしました。国際大会はすべてオリンピックパークで行われ、大会登録をすると交通手段である電車、バス、フェリーなどの交通機関をすべて無料で利用できるカードをもらいました。オリンピックパークの駅、セントラル駅には乗り換えのしやすいように標識がありました。また、町中にロータリーのロゴがあり、今回の世界大会の規模の大きさを実感することができました。
大会前はすべてANZスタジアムで行われました。登録後、清松園鋼管役員の歓迎レセプションに参加しました。そこで、私が2011-2012年に一年メキシコへ行かせて頂いた地区の委員長に約3年半ぶりに出会うことができました。出会った瞬間にハグをして話すことが出来、メキシコ人の厚い抱擁がすごく懐かしくなり、恋しくなりました。
2日目の31日には国際大会を120パーセント楽しめるように設けられた初参加者のためのオリエンテーションに参加してきました。そのあと3人のスピーチを聞きました。ロータリーだけが何かを変えることが出来るお話や、リーダーシップのお話などを聞きました。
3日目の6月1日は、本会議が始まるということで開会式に参加しました。午前と午後の2部に分かれており、私は午前の部に参加しました。席は自由席で青少年のTシャツを着ていきました。開会式はすごく盛大で楽しかったです。
ビーラボン友愛の家では、様々な展示を見ることが出来、ユースエクスチェンジのブースでいくつかの資料をいただきました。
4日目は、分科会のユースエクスチェンジの発表を聞きました。まずは、オーストラリア人でスウェーデンへ行った人の話を聞きました。ロータリー青少年交換プログラムで留学したことで、3か国語上達、自身のことを知るきっかけになった、将来何をしたいのか、視野が広がったなど、私がメキシコに留学に行かせていただいたときに感じたことと共通点がたくさんありました。次に自分の娘を留学に行かせたホストファミリーのお話を聞きました。その方自身も交換プログラムで日本の奈良へ行ったことがあり、娘3人ともロータリーで留学に行かせたそうです。受入国とロータリーに大変感謝しているとおっしゃっており、私も将来ロータリーのこの素晴らしいプログラムで子供を留学に行かせたいと思いました。ほかにも、NGOとロータリーの協力のプレゼンを聞きました。
最後になりましたが、今回シドニー国際大会に参加させていただいて、ロータリーの規模の大きさ、責任あるリーダーとして世界の様々な課題を解決するために行動していることや、アイディアを広げボランティア奉仕活動に取り組んでいるなど、改めてロータリークラブについて深く学ぶことが出来ました。また、私が、数あるロータリーの取り組みの一つである青少年交換プログラムで留学させていただいたのは、多くのロータリアンの方々のサポートがあったからこそだと改めて感じ、他の団体ではできない貴重な体験ができたことに深く感謝しています。

RYLA学友会 奥田 裕

地区RYLAでの感動が国際RYLAで蘇りました。
今回渡航させていただいた目的は大きく2つありました。国際RYLAでの経験を日本に持ち帰り地区RYLAの参考にする事と、地区のRYLAで受けた強い印象とひとあじ違うであろう世界レベルのそれを肌で感じることでした。
開始前日、登録と共に手にした鞄には、これからの4日間を過ごすための様々なツールが入っていました。その一つ、ワークブックには15分刻みの細かなスケジュールが書かれており、全参加者の名前と国名、そしてロン・バートンRI会長の言葉で「一生涯続く友情を作ってください」と書かれていました。ホテルにチェックインするとルームメイトとなるガーナ人のエリックと出会い、彼が今年度DRR(地区ローターアクト代表)な事、自分も次年度はDRRになる事、これから始まるRYLAへの意気込みなどを話し合いました。そうこうしているうちに3人目のルームメイトで地元オーストラリア人のベンが到着しました。オーストラリアにはコアラに似たドロップベアという凶暴で人を襲う生物がいるなど、地元の知っておくべき情報を教えてくれ、ルームメイトという一つのコミュニティができました。
セミナーの始まりには毎朝「Today I choose to be…」と、今日一日をどのように振る舞うかを30カ国から集まった71人がそれぞれ個々に宣言しました。また4日間を通してファミリー、ワーキング、サービスプロジェクトの3つの主要グループと、多くの小さな班に分かれて活動しました。基本的には12人ずつで構成されたファミリーグループで行動していたので、このメンバーとは特に強い繋がりができています。国際RYLAの内容としては講演を聞くセミナー形式、グループ内で意見を言い合うディスカッション形式、チームワークを高める野外活動が各日に含まれ、1日で何度も気持ちが切り替わるよう設計されていました。その合間に1日2回埋め込まれている30分間のリフレッシュ休憩は、話したことのない人と話す時間であり、緊張がほぐれた状態と甘めのスイーツが会話を促しました。
セミナーでは、名の通った講師の先生方や各国のRYLA委員がリーダーシップについての講義を行い、大人数で力を合わせて物事を達成することや、人が自分についてくる感覚を体現しました。ディスカッションでは、「リーダーと聞いて思い浮かぶ人は?」や自分のリーダーの種類、強みや弱み、更にはロータリーの6つのサービスプロジェクト(平和、疾病、水、母子健康、教育、経済)について議論し、その解決策を模索し、洗練させ、まとまった意見を最終日に発表しました。野外活動については、特定のスポーツをするのではなく、競技自体を自分達で考え、作ったルールを試して改善する一連の流れがあり、スポーツを通じて親睦を深める以上の事を学んだ感覚でした。最後の日には皆が一言ずつ感想を言い、個々の思いを共有しました。
30カ国から集まった71人が同じ部屋に集まる事自体がまず日常では成し得ない事ですが、その70人と知り合えたこと、程よいストレスのきいた空間で同じ時間を過ごせた事、それらを思い出させる多数のものが手元にあること、今でも連絡が取れる状態にあること、数年来の友人と錯覚するような関係が4日間で作られた事など地区のRYLAで感じた感覚と似たものがあることにも気付かされました。
ロータリーを実践し、人生を変える大きな学びを得ましたので、これからは世界を光で輝かせる一助となれれば幸いです。