ロータリー財団兵庫学友会 会計 手科美保/幹事 高田奈央子
日時:2013年11月30日(土) 場所:東京神田如水会館
日本ロータリー学友会全国大会 参加報告
2013年11月30 日、東京神田の如水会館において、日本ロータリー学友会全国大会が開催され、全国19地区の学友会が集まりました。本大会は今回で3回目を迎え、RI財団補助金審査シニアコーディネーター和田はるか氏、ドイツ学友会代表の栗田ゆかり氏による記念講演がそれぞれ行われました。また、翌12月1日には福島被災地訪問ツアーも行われました(福島訪問の詳細につきましては、高田さんの報告書をご参照ください)。1日目のプログラムは次の通りです。
第1部 学友会総会
1 中牟田会長挨拶、来賓紹介およびロータリアン紹介、各地区学友会長、代表幹事紹介
ロータリアン祝辞
2 2012年決算、2013年予算、会則改正、人事案件
第2部 記念講演と討議
1 RI財団補助金審査シニアコーディネーター和田はるか氏による記念講演
「世界の学友会の組織状況、新・未来の夢計画と奨学生制度の現状と今後の見通し」
2 ドイツ学友会代表栗田ゆかり氏による記念講演
「ドイツ学友会の活動と東日本大震災時のドイツ学友会の支援」
第3部 テーマによる地区学友会代表報告
1 福島学友会 鈴木代表幹事「被災地福島と学友会活動」
2 RFT 本城代表幹事 「新奨学生制度とカウンセラー依頼」
3 山静学友会 曽根元代表幹事 「学友会誌発行35年」
4 かながわ湘南ロータリークラブ 高木初代会長
かながわ湘南ロータリークラブ(最初の学友クラブ)の歩みについて
5 会長まとめ
今回、ロータリー財団の奨学金プログラムを終了後、さまざまな分野で活躍しながら、ロータリークラブや学友会の活動に参加し、国際親善に努める方々が多くいらっしゃることを心強く感じました。私もロータリーの活動と社会のために貢献できることを考え、行動していきたいと思います。また、学友会の運営や取り組みについて、貴重な意見交換ができました。これからも地区を超えてさらに連携を深めていければと思っております。
(ロータリー財団兵庫学友会会計 手科美保)
第三回日本学友会総会参加と、福島訪問
去る2013年11月30日東京、神田除水会館にて日本学友会、第三回総会に参加させていただきました。
おととしのバンコク国際大会で出会った仲間たちと再会し、また、新しく他地区の学友の知り合いが増えました。
翌日、福島の学友の方のご尽力で、浪江の立ち入り禁止区域を見学させていただきました。
線量計を持ち、現地のロータリアンとバスで行きました。
浪江駅前の新聞屋さんには、避難時のまま、震災翌日の新聞が残っていました。
津波が来る前は、建物もたってましたよ、と、言われても、信じられないような風景。
立ち入り禁止区域なので、外では片付けられているような船や車がそのままになっていました。
お会いしたロータリアンの方々から、震災体験や、いろいろなお話を聞きました。
何かできることがあれば、と、思って福島を訪ねましたが、聞いている感じだと、いつまでこの状況が続くのかわからない閉塞感が辛い、というのが、一番のネックのようでした。
福島のものが売れない、避難がいつまで続くかわからない、放射能の不安がいつまで続くかわからない、等、先が見えない不安が大変辛いように見えました。
連れて行っていただいた所から、事故のあった原発の煙突が見えていました。
避難区域の中のおうちのお庭に植えてあった紅葉が静かに紅葉していて、どこが危ないのかわかりませんでしたが、ここには住むことができないということでした。
私のようなよそ者が見てもにわかに信じがたいのに、当事者の避難されている方は、なかなか受け入れ難いでしょうし、納得しがたいでしょう。
現地のロータリアンの方々がおっしゃられて私たちも賛成したのは、また、福島へ遊びにきて、お金を少しずつ落としていって、少しずつ地域を活性化させましょう、ということでした。
『たべて、たずねて、たのしもう、福島!』と、名付け、今後も学友会で活動を続けていくことになりました。
この度は、貴重な訪問の機会を頂き、誠にありがとうございました。
(兵庫学友会幹事 高田奈央子(2005-06年 ベルギー・ナミュール留学))