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米山学友会(兵庫)研修旅行

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米山学友会(兵庫) 会長 フケンリョウ(HYOGOロータリーEクラブ)

日時:2014年10月25日(土)~26日(日)  場所:和歌山方面

米山学友会(兵庫) 和歌山方面研修旅行記

                        米山学友会(兵庫) 幹事 林文勇

中国の古文<<庄子.知北游>>の中に:”人生天地之间,若白驹之过隙,忽然而已”と言う言葉があります。白驹:白色の駿馬、日の影を比喩する。隙:すきま。日の影は駿馬が飛ぶように速いすきまに走ったことです。これは年月の過ぎ去るのが非常に速いことを意味し中国ではよく使われる熟語であります。あっという間に晩秋から冬へと変わろうとしています。日本文化・歴史、そして豊かな大自然にふれる機会として、今年も家族や友人を連れて、米山学友会(兵庫)の定例研修旅行に参加しました。今年の研修旅行は去年より少々早い、10月25日~26日に実施しました。旅行の前日からお天気が心配されましたが、幸運な事に、二日とも天候に恵まれて気持ち良く過ごせ、良い思い出ができました。

今年の行き先は日本最大の半島である紀伊半島の西側に位置する和歌山県でした。学友会の傅建良会長を初め、学友とその家族や友人等合計17人(子供5人含む)が参加しました。
 初日はまず白浜エネルギーランドを目指しました。遊びながらエネルギーの大切さを学べる場所として有名で、日本初の自然エネルギー啓蒙観光施設でもあります。「恐竜の国」、「エネルギッシュの森」、「ミステリーハウス」など楽しい施設が沢山あり、子供達は大はしゃぎで、大人達にいろいろな難しい質問が飛び出してきました。子供達と遊んでいて、自分も子供時代に戻ったような錯覚がおこったことが何回もありました。また、歩き疲れた足を足湯にのんびりつけながら展望台から眺める白良浜の景色は最高に綺麗でした。
 白浜エネルギーランドの次は、道の駅くしもと橋杭岩へ向かいました。到着した時はちょうど干潮で、沖合に浮かぶ数多くの奇岩が一直線に林立し、海水が海風に運ばれ、岩に強く打たれて真っ白なスクリーンとなり広がっていく、まるで仙境でした。子供達はヤドカニ探しで大忙しで、親達は専属カメラマンとなり、1つでも貴重なシーンを撮り逃さないと言わんばかりに真剣な表情で撮影していました。
道の駅くしもと橋杭岩からホテルへと向かう途中に、本州最南端の潮岬にも立ち寄りました。この日の観光客は少なく、景色がきれいで、本州最南端の風にあたりながら見る晩秋の夕日は別格でした。その後、温泉ホテルなぎさやに到着し、美味しい南紀勝浦の海の幸を楽しんでから、源泉100%かけ流しの名湯で一日の疲れを癒しました。勿論、大浴場でリラックスした後の一杯は欠かせません。ホテルの部屋で小規模の懇親会が行われ、日本への留学、日本での生活等について、みんなで和やかに歓談しました。
 翌日は早めにホテルから出発し、那智の滝へと向かいました。那智の滝の滝壺までの落差は133メートルに達し、一段の滝としては落差日本1位で、日本三名瀑の1つに数えられているとのことで、皆はその雄姿に圧倒されるばかりでした。那智の滝見学の後、黒潮市場で昼食をとるため山道を抜けて和歌山マリーナシティへ移動しました。この日は和歌浦ベイマラソンwithジャズ2014が開催されていて、とても賑やかでした。黒潮市場でマグロの解体ショーを見学した後、海辺のレストランで美味しい昼食を堪能しました。黒潮市場のみならずポルトヨーロッパ、紀ノ國フルーツ村でも和歌山ならではのおみやげが沢山揃っていたので、お土産選びに迷う楽しみが味わえました。
 1泊2日の短い研修旅行でしたが、なぜか1日がいつもより長く感じられました。それはやはり旅行の中に新しい出合いがあって、日本文化への理解と学友間の友情が深まり、みんな大家族のようになり、心身ともリラクスが出来て、時間の流れをゆっくり感じたからではないでしょうか。