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職業奉仕セミナー

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職業奉仕委員長  永松 潔和(神戸)

日時:2013年9月14日(土)  場所:神戸ポートピアホテル 南館1F 大輪田

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9月14日(土)14時から神戸ポートピアホテルにおきまして職業奉仕セミナーを開催いたしました。
これまで地区の委員会として職業奉仕を簡単に理解していただくために、二宮尊徳の報徳教や石田梅岩の石門心学、近江商人の三方よしなど日本古来の教え方がロータリーの職業奉仕の考え方と共通するものがあるとして、これらをたとえとしてお話してきましたが、これらを聞いてもなかなかピンとこないかと思います。
そこでこれらの考え方と皆様の会社の社訓や職業訓などと比較してみますと、かなりの共通点が見つかるはずです。即ち、皆様は気がつかないうちにこれが職業奉仕だと気がつかないうちにしっかりした職業奉仕を営んでいるのです。そのことは、パーシー・ホジソンの著書「奉仕こそ我がつとめ」の冒頭でモリエールの喜劇の一節を用いて書いてあります。ですからロータリアンでなくても立派に職業奉仕のようなことをされている職業人もおられます。

そこでまず中村パストガバナーに「人類の繁栄と職業奉仕」という題でお話をいただき、人間は古来より人を思いやる心があり、それがあるからこそ職業奉仕ができ、それにより今日まで繁栄してきたのだ、として職業奉仕の重要性をお話されました。

それでは、ロータリーでなくてはできない職業奉仕とはなんでしょうか。そこの所を深川パストガバナーに「職業奉仕の根幹」と題してご講話をいただきました。ご存知のように初期のロータリーは互恵主義の集まりだったものが紆余曲折を経て職業奉仕という概念、即ち奉仕の理想(利己と利他の調和の哲学)を基に、その実践理論としてシェルドンのHe profits most who serves best(最もよく奉仕するものは最も多く報いられる)、ハーバード・テイラーの「四つのテスト」が入って来たことによって発展してきました。従ってこの概念がなくなるとロータリーではなくなると言っても過言でないと思います。
それを実践するには毎回の例会に出席し、親睦とともにメンバーと意見を交換し、自分もまた切磋琢磨することによって多くの知己が得られ、これらを自らの職業活かすことで職業奉仕の実践となる。ですから職業奉仕の概念を理解して毎回の例会に出席することが根幹である、と話されました。

詳しいことは本会の深川先生の原稿がガバナー事務所にありますのでそれを読んで頂ければより深く理解していただけると思います。そしてこれらを参考にして自クラブの職業奉仕月間の卓話の参考にしていただきたいとおもいます。