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リスボン国際大会 学友参加報告その2

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リスボン国際大会参加報告
                                          
                                              
2009-10年度青少年交換学友 高濱つかさ

この度は、ロータリーの国際大会に参加する機会を頂き、本当にありがとうございました。国際大会に参加して、私は今までは知らなかった世界のロータリーの活動について、知ることができました。私はリスボンに夜の22時頃に着きましたが、空港に着くと出口には「ウェルカム、ロータリアンズ!」という横断幕がかかっていて、メトロの広告がロータリーの写真だったりして、町がロータリー色になっていることにすごく驚きました。そして、私はリスボンに滞在した日のうち、毎日ロータリーの行事に参加させて頂きました。20日には、青少年交換役員歓迎レセプションのティーパーティーに参加しました。そこでは、ロータリアンが集まり、立食でポルトガルのスイーツを楽しみながら自由にいろんな国の人と話をしていました。私たちは何回か「留学生?」と声をかけられ、「3年前にいっていました」というといろいろな質問をしてくれ、そこから話が広がりました。すごくフレンドリーでたくさんの名刺とバッチを交換することができました。21日は、晩餐会がありました。スピーチや、紹介など、ポルトガル料理を食べながら見ることができました。22日は、国や地区ごとに分かれて出しているブースが並んでいる友愛の家というところへ行きました。何か、日本でいう文化祭みたいな感じのものです。大出さんは留学していた地区のブースのところにいたので、私は一人で回りましたが、どのブースもその団体が行っているボランティアの説明をしてくれたり、とても興味深いものばかりでした。例えば、自然災害などの生存者へ緊急避難所や救命、人道援助活動などをするシェルターボックスという団体の説明を行っていました。救済グッズとして、手袋、調理器具、折りたたみ式ペットボトル、ファミリーテント、マット、ブランケット、蚊よけネット、ロープ、ペンチ、文房具などを詰めたボックスです。近くへ寄っていくと「これ、見たことある?」といって説明をしてくれます。その他にも、オーストラリアのブースでは、多発性硬化症や神経疾患についての医療系の事を説明していました。実は、私は英語が流暢に話せません。英語圏の方など、自然に話かけられてもあまりよくわからない時があるのですが、私がわかってなさそうな顔をしていると笑顔で「あ、ゆっくり話すね」といって、ゆっくり、簡単な単語にして言い換えてくれました。そして、私のつたない訛った英語なのに、質問すると優しく答えてくれました。そのほかは、資料をもらって、辞書で日本語に翻訳していきました。その他にも、その地区でどのような活動をしているかをパンフレットや冊子にまとめて配っているところや、ロータアクト、インターアクトの説明を行っているところもありました。そして、日本のブースでは、福島について復興プロジェクトについて紹介したり、福島の子どもたちの写真を載せたパンフレットを配っていました。2011年3月11日の津波による被害で、両親をなくし、孤児となってしまった350人の子ども達の為に、どういったイベントがあるのか、どのようなボランティアができるかなどについてのムービーが放送されていました。そこにはたくさんの外国人のロータリアンの方が集まっていて、日本の現状を真剣に見てくれて説明を聞いてくれていました。日本のロータリーのそのような活動と、それを真剣に聞いてくれている外国人をみて、なぜか、すごく感動し、日本人として嬉しくなりました。あっというまに私のカバンはさまざまな地区のパンフレットと説明書でいっぱいになってすごく重くなり、手が真っ赤になりました。大出さんと約束していた時間もとっくに過ぎていて、びっくりしました。このようなロータリーの素晴らしい活動を知ることができていい勉強になったと思います。本当にこのような機会を与えてくださったロータリーの方々、ありがとうございました。