ロータリー財団委員長 石井 良昌(尼崎西)
日時:2011年9月4日(日) 場所:神戸ポートピアホテル 南館1F 大輪田
2011年9月4日(日)にポートピアホテル大輪田の間にて、財団セミナーを開催した。台風12号のまだ影響が残った日でしたが、会場はクラブ関係者で、約350人の方々で満員となった。財団は2013-14年から「未来の夢計画」を採用することとなり、今までの財団のプログラムが大きく変更になります。
未来の夢計画では新地区補助金とグローバル補助金を利用してプログラムを実施することになります。新地区補助金は、柔軟性を備え、革新の機会をもたらすもので、クラブと地区は海外、地元を問わず、一体となって比較的小さな教育的活動と人道的な活動を支援します。地区は年に一度、DDF(地区財団活動資金)の50%までを新地区補助金として申請することができます。使途は地区の裁量に委ねられます。
また、グローバル補助金は次の6つの重点項目のいずれかに該当するプロジェクトでなければなりません。①平和と紛争予防、紛争解決、②疾病予防と治療、③水と衛生設備、④母子の健康、⑤基本的教育と識字率向上、⑥経済と地域社会の発展といった支援をするものであります。なお、これらのプロジェクトは最低3万ドルのプロジェクトであり、持続可能なものでなければなりません。
また、永年やってまいりましたGSEは職業研修チーム(VTT)と変わり、新地区補助金では、海外や国内で指導をしたり、研修を受けたりすることができ、片道の訪問でも可で、団長はロータリアンで団員は3名以上で18才以上の職業人なら可となりました。なお、グローバル補助金では同じ重点分野を支援するという共通の目的を有していなければなりません。次に奨学金については新地区補助金でのレベルを高校・大学・大学院と幅を広め、地区の裁量で、国内でも海外でも希望する大学や専門学校で研究することができます。なお、グローバル補助金ではレベルを大学院生とし、6つの重点分野を専攻する方に奨学金を出し、参加者の年齢制限も研修期間の特約もありません。
取り敢えず、今後ロータリー財団の「未来の夢計画」の研修を重ね、お互いに理解を深めていきたいと思います。