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米山奨学セミナー・奨学生歓迎交流会

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米山奨学委員長 前田靖文(神戸ベイ)

日時:2011年7月31日(日)  場所:セミナー:神戸商工会議所 神商ホール 懇親会:神戸ポートピアホテル

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7月31日、神戸商工会議所にて、米山奨学セミナーが開催されました。
第一部では、総勢175名の参加をいただきました。久野薫ガバナーからの、この度の東日本大震災に対し、各地各国の学友、学友会から約700万円もの義援金が届いた事の報告から、米山記念奨学事業は60年たった今、やっとその成果が実を結んだとご挨拶があり、会員の減少から事業費を賄うためには、全国的に一人平均15,000円を目指していた寄付額も16,000円を目標とする事が必要となっていると、協力の要請をされました。
米山奨学事業の魅力をダイジェストしたビデオ放映の後、現役奨学生を代表して、烏蘭其其格(オランチチゲ)(神戸ベイ)さんの「私の財産、ロータリーとの出会い」と題する感動のスピーチがありました。彼女は、継続2年目の奨学生ですが、かけがえの無い1年間を過ごし、この奨学金は、自分に新しい発見をする為の新しい目を持たせてくれた事が私にとっての大きな財産であり、ここで受けた恩恵を自分だけでなく、人の為、社会の為に何らかの形で注いで行く事が最大の恩返しになると思うと語ってくれました。基調講演をお願いした神戸大学留学生センターの朴 鐘祐(パクチョンウ)教授は「新たなパラダイムにおける米山奨学事業の意義」と題してお話いただきました。研究者として種々の留学交流のデータを示していただいた上で、他の奨学金では、「金の切れ目が縁の切れ目」になっている現状の中で、ロータリアンの寄付によって成り立つこの奨学制度では、「金が切れても人が残る」奨学金であり、その築かれた人の絆は、ロータリーのグローバルネットワークへ繋がって行くという他の奨学金では在り得ない事であるとご講演いただきました。最後に朴教授は、米山奨学生だったご経験から、まさにロータリーで言う“友垣”を作る奨学金で、留学生は、その国の誰かが好きになれば、その国が好きになるので、ロータリアンの皆様は自信を持ってこの米山奨学事業を継続、支援していただくことをお願いしたいと述べられました。
地区委員長からの当地区の米山事業の現状についての報告の後、当地区の今年度の奨学生25名(2名欠席)とそのカウンセラーが紹介され、奨学生達は、全員がマイクを持って1分間の自己紹介をしました。
最後に加藤隆久米山奨学会理事の講評と 大室ガバナーノミニーの閉会挨拶で第一部を終了しました。
第二部は、ポートピアホテル「プレンデトワール」満席の状態で、委員長、米山学友会兵庫の傅建良会長の挨拶、そして恒例の加藤理事による歌
「米山の奨学会の友輩(ともがら)は、奉仕で結ぶ架橋となれ」で乾杯、参加の奨学生、学友、ロータリアンによる懇談の場となりました。
この機会が、継続事業である米山記念奨学プログラムに対して、ロータリアンの皆様の益々のご理解ご協力に繋がっていただく事を祈念してご報告といたします。